# Annulusを抱いて泳ぐ
スコーンが売れ始めた頃
「ここらで一発スコーンブームでも起きて、売上爆上がりしないかな~」
なんて思ってた
でも、徐々に
「ブームではなくカルチャーに そしてスコーンを日常に」
そんな気持ちに変わりました
木場店を閉店するかしないかくらいの2018年には…
ある飲食店が閉店した
「この禍のせい…?」
と思ったら…違うらしい
マスコミで紹介され、店の前は連日行列
新規と再訪のお客様の割合が変わり「いつものお客様」は遠退いていく
それに疲れちゃったんじゃないかって
そういう店にしたかったんじゃないんだって
胸が苦しい。。。
私の店は、今も緩やかに坂を上っています
売上だけのことじゃなく、やりたいことへ向けて歩いている感覚があります
そうなると、今あるものを失ってでも得たいものなんてなくなります
お馴染み様が
月に1度、2カ月に1度、半年に1度、1年に1度、とユルユルご注文下さって
少しずつ新しいお客様と「こんにちは」して、やがてお馴染み様になって…
三歩あるいて二歩さがる
この円環の物語の中にいたいと思うのです
そうすれば私たちは変わらないままいられる、と思うのです
-物語舎-
0コメント