#YELL
以前ローカルテレビの取材を受けたときのこと
リポーターがプレーンスコーンを
ふた噛みで評価し始めた
「おおおお、これは…」
「ちょちょちょちょっ!お前ふた噛みで何が分かるんだよ?
もっと噛めよ。噛んでくうちに旨味が出てくんだよ。
飲み込んでから感想言えよ。飲み込むまで感想言うなよ」
…と、言おうと思って言わなくて、でもその後の態度にメキメキと現れて、
現場は変な感じになった
撮影が終わるとリポーターはとっとと帰り
カメラマンとディレクターが私を取り繕うように残った
私は「美味しい前提」なんて欲しくなく、感じたことを伝えてもらいたかったわけ
そこに彼らの「仕事」があり
でも残念ながら、彼らがやったことはただの「作業」だった
私…テレビ向きでないです( ̄q ̄ )zzz
思うこと
「仕事は愛」
関わる相手への
自分の作品への
自分自身への
記事を書くってことも
多分そういうことだよ
そのためには
噛む前にコメントなんか考えとかないでさ
噛んで、味蕾で拾って、ノドを通ってから脳ミソに行かなければならない
簡単なことじゃんか
閉店前の引越し準備で
しっちゃかめっちゃかな店に
笑顔でやってきてくれた「私がかつて自分の選択によって悔いを残していた出来事」
を知ったその飲食店オーナーが
「悔いなく旅立ってね」
との思いを込めてか
「おそらくこれは相当売れてるんだろうな…」という
柚子コショウソースのものを差し入れてくれた
差し出された紙袋を見た途端にパブロフの犬のよう…
本当はひと口で飲み込んでやりたかったけど
未体験だった鶏肉好きの妻に60%を譲ってあげた
昔々ロッテのブルーベリーガムが大好きで
ほとんど噛まずに口の中で柔らかくしてから、飲み込む
そんな習慣のあった私は、美味しいものは噛まずに飲み込みたくなる人のようだ
スコーンは噛めよ( ̄_ ̄ )♪
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