#Last song for you…12
ゆらり
公園を散歩するようにやって来て
ゆらり
公園を散歩するように帰ってゆく
ポメちゃんと2人の時も
二世と3人の時も
一家大集合の時も
なぜこんなに優雅に振る舞えるのか
「やっべー寝坊したっっっ( ̄Д ̄:)ダメダ」
「あーもーヤダ疲れたー(T_T )」
「飲まずにゃやってらんねー\(`Д’)/」
などとはならない
…想像できない
私、レーズンが好きなんですが
もともとは好きではなくて避けていた食材でした
なのに
「レーズンのスコーン…やらないですか?」
とかなんとか、この人がふわっと言うもんだから作ってみたりしたんです
ちゃんといろいろ試しながら…
お客様の希望をすべて叶えるわけではないし、リピーターさんの言うことを聞いて、そうでない方の言うことは聞かない、という線引きをしているわけでもありません
すべて直感ビビビ
だってさ「〇〇あったら買うのに…」と言われて作ってみても、お客様って案外買ってもらえないんです…
これ…飲食店あるあるなんです…
世に出すには、それなりに手間ひまがかかるからね…
それまで、うちのあらゆるスコーンを食してくれていたこの人が
完成したレーズンクルミのスコーンを食べて
「俺、もうこれだけでいいかな…」
とポツリと呟いた日が、レーズンクルミの採用決定日となりました
だってさ、他の人が買ってくれなくても、この人が買ってくれるんですもの
また来ますと言って、また来てくれるんですもの
そしてこの日
「閉店まで、来られる時に来ます」と言いながら
ゆらりと帰っていった
なんかステキなセリフ〜
この人が
私にレーズンの美味しさを教えてくれた人です
そして、当店のスコーン定着に多大な影響を与えて下さいました
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