関東在住。死ぬまでにいろいろなことを経験したい。

記事一覧(116)

#今日は誰のために

どんなに大きなチェーン店でもスタートは1店舗からだったはずでそれが美味しかったから2店舗目ができるはずでその結果が世界に30,000店舗にまで増えるはずだ…と思うんです物を作り、お客様へ提供する仕事はとてもとても尊いものですその中でも「顔の見える仕事」はとても古くさく、田舎くさく、そして最先端で決して失われない仕事です実は誰もが心のどこかで求めているものです誰が作っているか想像できる店として作ったものが誰に届くのかが分かる仕事をして…こんなことができるなんて…嗚呼ありがたい物作りは、誰かが喜んでくれるから続けられるわけでそれがさらに嬉しいのは、届ける人を想像できるからこれは例え話でも、営業トークでもなく、本当のことスコーンを作るとき、お客様のお顔やお名前を思い浮かべますもし当店のスコーンが美味しいのであれば、美味しさの理由はそこだと思う「作り手の優しさが…」的なもんじゃないですw思い浮かべることで、美味しく作ろうとすることが実際に手先指先に伝わるって話ですこれ、とても重要なことです私が30,000店舗も持ったら、きっと今の味を失いますそして今のお客様たちを失います他の違うお客様がたくさん来てくれるのだろうけど私が好きなのは「今のお客様に愛されている状態の店」です2店舗持ちたい…2店舗持ちますお客様を思い浮かべるんであれば、たぶんそれが限界…私の力量ではねえねえ…巨大チェーン店のペタンコのハンバーガーアレって1店舗の頃からアレなのかな…

#ひとりで歩いていても、誰かと歩いていても

産まれたばかりの赤ちゃんは泣いて、バタバタして、笑って泣いて…やがて首がすわり、ものをしっかり掴むようになり1年ほどかけてようやく歩き出す過去の物語舎のFacebookを見返してみた1周年を迎えたころの感想として…「お客様を喜ばせようとしていたはずが、たくさんのお客様に私たちが喜ばせてもらっていた」「たくさんを失い、たくさんを得て、濃厚で忘れられない1年となった」みたいなことが書かれていたカフェ経営の「常識」を知らないから遠回りしたし知らないからこそ選択できたこともたくさんあるし恐ろしいほどいろんなものを飲み込み、吐き出してきたずいぶん無駄なこともしたなぁお客様たちの「わざわざ」にも感謝していた全国からご来店下さるなんて夢のような出来事だしそもそも「同じ店に2度行く」ことの重みも知ることができました私は、誰でも一度は「経営」を経験することをおススメします会社の大きな看板に守られ偉ぶっていた自分は、本当は何者でもないことに気づき1万円の収入を得るためにすべきことを学び同僚の悪口や会社への不満からは何も生まれないことを悟るでしょう経営するってことは子育てみたいなもんだし自分自身も赤ちゃんのようにうまく歩けないし思い通りにいかないことを経験することはその中を歩いて行くということは…とっても良いよ(^_^ )あるカフェが、常連さんを失った瞬間を見たことがありました足繁く通っていたカフェの店主が、他のにぎやかなお客様をコントロールしなかったことでその常連さんは店主に失望したそうですどうやらお店には、店主、従業員、お客様がいるらしいお客様は、その店のコンセプトや雰囲気、店主や従業員のサービスや人柄を好きになり「また行こう」と思うらしいそして「思ったのと違ーう」と思ったら、もう行かないらしい…店主というのは、自分の店が差し出すものに責任をもたなければならないらしい「コミットメント」店主は、コンセプトに責任をもってお客様と関わっていくべきだと学びました店主が差し出すコンセプトを好んでくれるお客様へのコミットメントです「騒がしい人」と「騒がしいと感じている人」が自分の店に同時にいたらどうする?どちらに付くにせよ、店主は関わらなければならない自分の店のコンセプトに沿って私は「騒がしいと感じている人」に付きました私たちのお客様はそれを期待していたからですその店は、きっと「騒がしい人」のほうが、コンセプトに合っていて「騒がしい人」のほうが大切だったんだと思いたい決して気づいていなかったわけではないんだと…決して関わらなかったわけではないんだと…店主とは、誰一人捨てたくない中で、誰を捨てるのかを選ぶ覚悟が必要なんだなぁお客様に捨てられるようなサービスをしていちゃいけないんだなぁ…と思った次第ですとあるお店が1周年を迎えるこの前オーナーに言いました「まだ1周年だったんですね、2周年かと…」傍から見ていると、それほどの安定感を醸し出す…私たちの店の1周年は大変でしたけど。。。どうか、ますます発展していって欲しいと願いますだってさ、こういう店が大きくなっていかなかったらさアッタマくるんですよねそしてどんなに大きくなっても、今心にあるこだわりを捨てず世の中にないモノを産み出していってくださいそしてそして、1歳を迎えてようやく立って歩けるようになったのでどんなにゆっくりでも歩き続けましょう私たちもそうします