関東在住。死ぬまでにいろいろなことを経験したい。

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#YELL

以前ローカルテレビの取材を受けたときのことリポーターがプレーンスコーンをふた噛みで評価し始めた「おおおお、これは…」「ちょちょちょちょっ!お前ふた噛みで何が分かるんだよ?もっと噛めよ。噛んでくうちに旨味が出てくんだよ。飲み込んでから感想言えよ。飲み込むまで感想言うなよ」…と、言おうと思って言わなくて、でもその後の態度にメキメキと現れて、現場は変な感じになった撮影が終わるとリポーターはとっとと帰りカメラマンとディレクターが私を取り繕うように残った私は「美味しい前提」なんて欲しくなく、感じたことを伝えてもらいたかったわけそこに彼らの「仕事」がありでも残念ながら、彼らがやったことはただの「作業」だった私…テレビ向きでないです( ̄q ̄ )zzz思うこと「仕事は愛」関わる相手への自分の作品への自分自身への記事を書くってことも多分そういうことだよそのためには噛む前にコメントなんか考えとかないでさ噛んで、味蕾で拾って、ノドを通ってから脳ミソに行かなければならない簡単なことじゃんか閉店前の引越し準備でしっちゃかめっちゃかな店に笑顔でやってきてくれた「私がかつて自分の選択によって悔いを残していた出来事」を知ったその飲食店オーナーが「悔いなく旅立ってね」との思いを込めてか「おそらくこれは相当売れてるんだろうな…」という柚子コショウソースのものを差し入れてくれた差し出された紙袋を見た途端にパブロフの犬のよう…本当はひと口で飲み込んでやりたかったけど未体験だった鶏肉好きの妻に60%を譲ってあげた昔々ロッテのブルーベリーガムが大好きでほとんど噛まずに口の中で柔らかくしてから、飲み込むそんな習慣のあった私は、美味しいものは噛まずに飲み込みたくなる人のようだスコーンは噛めよ( ̄_ ̄ )♪

物語舎 第1章 木場3丁目店舗編

私たちが行きたくなるようなサードプレイスを作りたくてカフェを始めましたコーヒー美味しいコーヒーを飲んでもらいたくて焙煎の日本チャンピオンになった人の豆を用意しましたより美味しくコーヒーを飲んでもらうためにとスコーンを用意しましたコンセプトを大切にしたくて駅前を避けて、少し不便な場所を選びましたコンセプト「大人はゆっくり、子どもは静かにそして、赤ちゃんは泣きます」周りに何もない住宅地に土日になると、あれだけのお客様が来てくれるんだからある程度の達成感みたいなものはあります私たちの思惑通り、わざわざ目指して来てもらうお店に育てたのですから…「俺ってスゲ〜( ̄_ ̄ )♪」って思います反面雨にめっぽう弱く寒さにめっぽう弱く「こんな店誰も必要としてないんだ(T_T)」なんて、イジケていたたくさんの平日も乗り越えましたで、「私たちが行きたくなるようなカフェ」を作れたのか分からん…ここにこの店があってオーナーが私たち夫婦で果たして私はこの店に通うのか…それはもう分からないし「理想には程遠い」としか思えないです目指す場所はまだ遥か彼方にありますが、遥か彼方ではありますがまったく姿形が見えないわけでもありませんカフェをやりたいなぁ…と思っていただけの頃に比べれば、格段にそしてこの2年間で私たちは前に進む手段を手に入れましたそれは脚を一歩前に踏み出す、という画期的な方法ですこれを左右交互に繰り返せば必ずたどり着くことができることを学んだのです遥か彼方とはいえ目的地までは地続きです歩けるこの2年と3ヶ月の決算報告をします支出の部家賃水道光熱費店内消耗品世に出なかった試作品の数々やさぐれていた日々数々の無駄遣い自分に負けた多くの時間収入の部お客様からの数々の差し入れ♪お客様からいただいたたくさんの手紙自分史上最高のスコーンを手に入れたたくさんの「美味しい」をいただいたカフェ経営ができるって知ったコーヒーがますます好きになった妻をますます好きになったカフェがますます好きになった人は優しいって知った無数のエール今日もたくさんのお客様が私たちに教えてくれました「あなたたちが売っていたものは、コーヒーやスコーンだけではなかったんですよ」…とそのおかげで私たちはカフェで売るもの売れるもの売っていいもの売るべきものを知ったそれは「思い出」であり「物語」である2年半前に思いついた店名は私たちにこれを伝えるために降りてきたんだと思う決算報告…大黒字だわ2年分のシワが増え、白髪が増え、身体が痛くなり、休みもほとんどなくなったけど私たちはスコーンの他に「すげーもの」を手に入れた…と知るそれを教えてくれたのは物語舎を応援してくれたみなさんです「私たちを見つけてくれてありがとう」またいつかどこかでお会いしましょう私たちはゆっくり歩き続けますあなたもそうしてください第1章は章末-物語舎- Coffee.Scone & Third place

#Fanfare

私たちを支えてくれたずっと一緒だった家具たちがドナドナと売られていったらやたらと殺風景な空間になって急に寂しくなった引き取ってくれたのが大切にしてくれそうな方々ばかりだったのでそこを心配する必要がないのが実にありがたいこの地に…念は残っていないやりきったんだと思うやれることをやって次に行けるんだと思うこの2年と3カ月良いことも悪いこともたくさんあってなんて濃厚な日々だったんだろうと…その中でもっとも感じたのは人の優しさとにかくみんな優しかった最後の最後まで優しく私も優しくせざるを得ないほど優しくこの店を大切に扱ってくれました一番はここです私たちの喜びは、コーヒーやスコーンを評価していただけるのもそうですけど何より「コンセプトへの理解」が最重要ポイントでした来店するには不便な立地を選んだのもコンセプト重視だったからでこれだけの支持を得られたのもそこを理解してくれる人たちに恵まれたからありがとう次の展開、ほぼ決まっていますでも私たちだけで決められないこともあって不確定要素もあるので少しお待ちください昔々妻が言った「いつかカフェをやりたい」という夢想のようなつぶやきを…実現してみた♪それは思ったよりも辛く苦しく楽しくかけがえのない出会いを私にもたらしてくれたありがとう次はどうなるのかな?私は水のように生きます流れ濁りまた流れ器によって形を変えときには岩を砕きときには流れに身をまかせるまあ…見てろって器を大きくして木場に帰ってくるからさ…ありがとたまには自分にもファンファーレを「俺も頑張った」

#Distance

人との距離をとても考えた2年でした考えたって正解などないことですけど「客と店」についてたくさん学びました考えた結果「常連様」「お得意様」という考えを捨てましたお客様を「常連縛り」にするのは違和感がありますあ、お客様に「私、あの店の常連」と言っていただけるのは嬉しいです「お客様の過去に囚われないお客様の未来を縛らない」そんな考えに落ち着きましたいくら足繁く通ってくださる方もいつかは去ってゆくものです今この瞬間繋がっていられるのなら過去にどれだけ来店されたかこれからも来店されるのかそれはどうでもいいこと…としましたもしも「あれだけ通ってやったのに…」と思われる方がいらっしゃったらごめんなさい冷たく感じるかも知れませんが私にとって回数はあまり関係ないです「いつも、今を大切に」今、私たちの店を求めて来てくれることが何よりも大切なことなんです私たちの店に期待を寄せてやって来てくれる方が、過去は関係なくみな平等に大切です「あの人…来なくなったなぁ」と思うことはもちろんありますでも、店としてそれは日常のこと「ご無沙汰しちゃってすみません…」なーんて言いながら来られる方もいますがお客様と店というのはそんな関係にはありません謝って欲しくないのですそんなセリフを聞くたび、この店もまだ未成熟だなって思いますその通り、そのまま未成熟なんですが…お客様は来たいときに来て来たくなかったら来ないでいいお店はお客様の未来に期待せず来てくれたときに歓迎すればいいもちろん過去にも囚われず…です初めてこの言葉を使います「一期一会」お客様を送り出すとき「もう二度と会わないかも知れないな」と思いながらお見送りしますだって、ここはカフェなんですからこのカフェなら、知り合いから教えてもらって家内と一緒に行ってみてもドキドキした私たちをそっと受け入れてくれそうです

#I wanna go

#Last song for you…15

イートインでスコーンを食しお会計の時にスコーンのテイクアウトスコーンのテイクアウトの時「お友達にあげたいから1個だけ袋を分けてください」2度目のご来店の時「スコーン好きのお友達を連れてきました」こんな時私は( ̄_ ̄ ) ←こんな顔しながら心の中は→ ♪~(´ε` )あなたが思っている以上にこんな出来事の意味を、店側は感じ取っています誰かに何かを伝えるって…「美味しいよ」って伝えるって絶対じゃないとなかなかできない…と思うんです美味しいと思ったから、それを好きな人と共有したい「え~そうでもないじゃん」なんて反応だってあるかもしれない中これなら絶対って思えるから、勇気を出して共有しようとするのだから自分で食べた結果のこんな出来事たちは私たちに相当量のエネルギーを与え続けてくれました逆に言うと、こんなことがなかったら店は続けられない少なくとも私はたまに誰かに言われる「人に教えたいけど教えたくない店」これも咀嚼してみると嬉しいことですけど…頼む!教えて!( ;∀;)と、心から願ってる小さな店たちは口コミが命それがなかったら即死ですあなたが引き続き利用したいお店なら迷わず、出し惜しみせず友人に教えて欲しいそうしてね「今度お姉ちゃん連れてきます」火の国からときどきやって来るお姉ちゃんを連れて来てくれてそのお姉ちゃんもひとりで来てくれるようになったりして小さな店が生きていくには必要な血流努力が報われ迷いが吹っ切れ喜びを共有しまた明日店に来てスコーンを焼こうと思うあなたには些細なことでも小さな店にとっては身体に血を巡らせるための大切なポンプ私たちはこんな出来事たちを拾って生きています

#Last song for you…14

風とともに入ってきてメニューを見ずに注文しいつもの席で静かに過ごし「ごちそうさまでした」と少し微笑んで帰ってゆく会話はなく、もちろん賛辞もない時には本を読み時にはスマホを操作し…毎週のように来てくれていたのに今日気づいた彼は、私カフェが好きでそこでひとりで過ごすのが好きで誰かと話すのは仕事の時にたくさんしてるから妻がいない休日は、誰とも話さずずっとひとりこの店をカフェとして使ってもらうことにこの上ない喜びを感じる私たちに会いに来てくれたり会話をしに来てくれるのももちろん嬉しいですけど私たちが生み出した空間サービスコーヒーやスコーンそんなものたちを求めてくれるのって親としての誇りのようなものをいただけます自分より子どもを褒められる方が嬉しいってょ言葉はなくともこの人の行動すべてが私たちへの賛辞私たちがいなくてもこの店が続いていくのが理想です「マスターに会いに…」って世界は私にはなかったので店主の顔なんて気にしたことなかったので私は私の居場所を求めて、カフェを彷徨ってただけなので…そんなやつがカフェをやると、こんな思想になる店主の人柄が前面に出ていなくて常連客と一見客を平等に扱い居心地がよくて美味しくてイヤな思いをしなければそこは私が棲みつくカフェいつか私たちが店にいなくても繁盛するカフェを作りますそれにしても…これからしばらくスコーンは売れても、コーヒーを淹れる場所がないますます一杯一杯の仕事が、より貴重になってくる…と、この人のアイスコーヒーを淹れながらそう思った